この日は、1月なのに気温20℃を超える絶好?の鳥見日です。
実は、これ以前に2回ほどMFを訪問しましたが、ことごとく心を折られ、今日は新規スポットを開拓しようと決めました。
〇使用機材
Camera:SONY ILCE-7M3 α7III
Lens:TAMRON 150-500mm F5-6.7 Di III VC VXD
といってもあてどなく彷徨っても空しいだけなので、まずは南部でいつも通う場所へ。
まず出会ったのは、ホシハジロのメス(ライファーです。)
オナガガモのオスが近くにいたので、オナガカモかと思ったのですが盛んに潜水を繰り返すので、これは違うなと気づきました。
こちらが一人で泳いでいたオナガガモ(オス )
以前に一度こちらで姿を見たのですが、また出会えて嬉しいです。好きなカモですね。
次に現れたのは、オオバン。珍しく陸上に上がってきました。
水上をスイスイ泳ぐ姿からは想像も付かない強靱な足(弁足)。水の中の魚や昆虫からしたらビビるでしょうね(人間で良かった。)
同じくバンも。
バンは何故かオオバンに比べると可愛く見えてしまいます。
それからシロチドリの若鳥(審議案件)。
イカルチドリの若鳥と迷いましたが、白い眉線が額まで繋がっていたのでシロチドリにしておきました。
さて、日も昇りそろそろの時刻かな、と思ったらやはり出てきてくれました、カワセミです。
この子はかなり規則正しくいつ行っても大体このくらいの時間にコンクリート護岸の上の木に止まります(ただし、ここでの飛び込みは見たことはありませんでした)。
撮れ高ゼロを阻止してくれる本当にありがたい子です。なお、護岸までは20m以上離れているので朝の斜光でバリバリの順光ですが、羽毛の一本一本まで解像するのは難しいところ。
カワセミに出会えたので上流へ遡ります。
上流で出会えたのは、見慣れたオオバンやバンですが、何故かここにカイツブリ。
単独でプカプカ浮いていました。
残念なことに都市部を流れる川はゴミがあちらこちらに浮いていて非常に汚いです。ゴミを捨てる心ない人たちの責任ではありますが、その一方で、急傾斜のコンクリート護岸で両岸を固め川を人々から遠ざけてきたせいで、川に対する関心がどんどん薄れていったとも考えられます。生まれてから、一度も川で水遊びも釣りもしたことのない人々に川をキレイにしましょうと言ってもなかなか難しいのかもしれません。
複雑な想いを抱えたまま別の場所に移動します。
この場所は、カワセミの目撃情報を聞いたことはないのですが、以前から「何か良さげ」と思っていたので思い切って散策をしてみました。しばらく歩くこと、何か川沿いを凄い勢いで飛翔していく物体が!
いました!やはりカワセミでした!
完全に逆行ですが、この草が生い茂る中よくカワセミにAFポイントを合わせた!偉いぞ、自分!初めての遭遇なのであまり動かず、離れた距離で撮影。18mぐらいだったかと。
1~2分ほどすると再び飛翔し、今度は木の中に隠れてしまいました。
それでも、初めてのポイントでいきなりお目にかかれるとは運が良い。ありがたいありがたい。